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長い1日。
昨日、みつぞがひよりとお友達のすーちゃんと青を連れて隣の中学のプール(市民プール)へ行きました。
プールでお友達に会ったみたいでなかなか帰って来ませんでした。
わかばは午後から幼稚園のプールだったので送り、私はそのまま家でのんびりしていました。
時間になったのでわかばのお迎えに行き、みんなとバイバイして家の前あたりまで来たら救急車がきました。
すごく近くまで来て、ひより達がいるプールの前で止まりました。
マンションの階段から見えるのでお隣りのけーと君のママと
「何かあったのかなぁ?ひより達行ってるんだよね…。」
「パパさんも一緒なんでしょう?大丈夫だよー。」
なんて話してた。
そういえば、今日、携帯持ってないわ。とちょっと嫌な予感がして、慌てて家に戻って携帯を見てみたらみつぞからの着信ありだった。
電話したら最悪な事になっていた。

「落ち着いて聞けよ。青が溺れて今から俺が救急車に乗って病院まで行くから。もう意識は戻って泣いてるから大丈夫だから。ひーちゃんが一人でいるから迎えに来てやってくれ。落ち着けよ。」

落ち着けるわけがない。
けーと君のママに「青が溺れたみたい。わかばお願いしていい?」とプールまで走って行った。
マンションの住人もたくさんベランダから顔を出していたし、知ってるママも見ていて、私が血相変えて走っていくのを見てただ事じゃないと思ったらしい。

救急車まで行ったら青が何するのっ!!って感じで怒り狂いながら号泣していた。
「お母さんですか?」
「ハイ」
「青大くんの生年月日と住所をここに書いてください。」
「ハイ」
生年月日がちっとも思い出せない…。
平成何年に生まれたっけ?もうすぐ2歳だから…えっと今平成何年だっけ?
住所は…どこだっけ?
これだけのことだったけど数分かけてなんとか書いたんだろう。
「じゃ、●●病院まで行きますんで、お母さん乗ってください。」
「ハイ」
訳のわからぬまま救急車に乗っていた。
青が溺れたの?こんなに元気に泣いているのに?間違いじゃないの?みつぞも付いていたのに、何があったの?
頭の中グルグルだった。

ほんとはみつぞが救急車に乗る予定だったのだけど、水着のままだったし、着替えをひよりが持っていて、ひよりは他のお友達のママに見てもらってたらしく、ひよりの場所がわからず着替えができないってことで私が乗ることになったらしい。
救急車でも着いた病院でも
「青大くんが溺れた時の様子を教えてください。」
と聞かれたけど、
「ほんとすみません。私、何もわからないんです。一緒にいなかったんです。もうすぐ主人がこちらに来ますので。」
と繰り返すばかり。
青はバイタルチェックの器械も暴れながら拒否し、酸素も拒否していた。
救急車の人も「これだけ泣いているしきっと大丈夫だよ。でも、一応先生の指示を聞こうね。」と言ってくれた。
病院では6人くらいの先生方と看護婦さんが2人待機してくれてた。
「わー。元気に泣いているねぇ。もう水は出たのかな?どういう状況だったの?」と先生と救急車の人がやりとりしてるのを遠巻きで見ていた。
青はどうして抱っこしてくれないの?って顔して不安そうだった。
とりあえず、採血とレントゲンをやってみよう。その結果を見て小児科の先生に指示してもらおうってことになった。
「発見してからすぐの人工呼吸とかの処置がよかったんだね。お母さん、人工呼吸してくれた人に感謝しなくちゃいけないよ。ほんとによかったね。不幸中の幸いだよ。」
と先生に言われた。

採血採るのも暴れて大変だったし、ほんとは生食の点滴もする予定だったのだけど、暴れ狂っていたし、小児科の先生がこれだけ元気ならきっと点滴なくてもいいね。との指示だったらしく、採血だけで点滴はナシになった。

処置も終わり、やっと抱っこしてあげてね。と看護婦さんが青を渡してくれた。
「あぁ。よくがんばったね。つらかったね。」
泣きつかれたのか、すぐにうとうとし始めた青。
そこにみつぞとひよりとわかばが来た。
みつぞ、ものすごく責任を感じていたし、青を見るなり私から奪い取り泣きながらずっと謝っていた。
そこではじめて病院の先生がみつぞにどんな状況だったのか説明を聞いていた。

ひよりとお友達の泳ぎを教えながら青を見ていたのだけど、少し目を離したら青がいなかった。
慌てて青がいた場所に行ったら足に浮き輪がひっかかった状態で仰向けに沈んでいた。(足が付くくらいの浅いプール)顔はまっ黒で白目をむいていて意識はなかった。
慌てて人工呼吸と心臓マッサージをして水を吐かせそれでも意識は戻らず、お昼に食べたものを戻しはじめ、意識は戻ったけど、うつろな状態。呼びかけたりしていたらやっと泣き始めた。

こんな感じだったらしい。
どのくらいの時間呼吸が止まっていたかわからないし、後遺症の事がすごく気になっていた。
イロイロな検査をした結果、溺れてから泣き始めるまでの時間が比較的短かった事、水もよく吐けていた事で後遺症は残らないでしょう。ってことだった。


青がもう大丈夫だと知った子ども達はとても安堵し、まだ小児科の先生が来るまで時間があったから一度、おばあちゃんちに帰ろうって事になった。
プールの監視員(派遣社員)の会社の社長や市の職員の人がわざわざ病院まで頭を下げに来た。
親が付いてながらの事なので大丈夫です。こちらこそご迷惑おかけしてすみません。もう大丈夫ですのでお帰りください。
と言ったのだけど、
「いえっ!息子さんの結果が出るまでここで待たせてくださいっ!!!」
あ、そうですか…。それでしたら…。お願いします。
とひよりとわかばを連れて母の所へ行った。
実は携帯しか持って出ず、無免だわ、財布もないわ…。
支払いもあるだろうし、青は水遊びパンツのまま運ばれ、病院のブカブカパジャマのままだったから、着替えもいるし。
もしかして短期入院かもしれないって先生言ってたし。

私と入れ違いで小児科の先生がすぐに来たらしい。
入院してもいいけど、お家も近いみたいだし、通院で大丈夫そうだね。今日はもう帰ろうか?と先生に言われ、すぐに戻れる事に。
待ってりゃよかったくらいだった。

帰ってからの青は爆睡し、9時過ぎまで寝てばかりだった。
やっと起きてきて、晩御飯とお菓子をモリモリ食べた。
言葉も前と変わらないくらいだし、異常なさそう。
ただ、肺に水が入っているのは間違いないので、プールの水の雑菌とかで肺炎を起こす可能性があるらしい。
2日ほど要注意だそう。




とにかく青のことは一安心だとしても、みつぞの事が心配だった。
病院で青が大丈夫と聞いてから私に「ほんとにごめん。俺が付いてたのに…。」と謝ってきた。
みつぞはほんとは私に責めてもらいたかったのかもしれない。
でも、みつぞを責めることはできなかった。
最初、溺れて運ばれることを聞いた時は「みつぞが付いていながらなんでこんなことに。」と正直思った。
でも、たまたま近所のママでプールにいた人もいて、その人の話で「お父さんほんとに一生懸命処置をしていたよ。」とか「ひよりちゃん連れてプールから帰る時はがっくり肩を落としてて声かけられなかった。」などイロイロ聞いた。
多分、青はみつぞが見ていない隙を狙って自分で浮き輪から降りてびっくりさせたかったのだと思う。
青はそういう子だ。
きっと自分で降りれたことを褒めてもらいたかったんだと思う。
みつぞはひより達の事も気にかけながら青を見ててくれた訳だし、もし、私だったらとても青を甦生させられなかったと思う。
自分でどうやったか全く覚えがない。らしいけど、私にとっては今青は元気に生きているってことで充分だった。
青と病院から戻ったみつぞは泣いてばかりであの時こーしてたら、あーしてたら、イロイロ後悔をしているようだった。
前のことをグチグチと後悔しても仕方ない。
青はもう元気で大丈夫だと言われたのだし。
私が何を言っても多分、みつぞは一生自分を責め続けるだろう。
私は青が死にそうになっているところを実際には見ていない。
だから言えるんだけど…。
私だったら間違いなく取り乱しっぱなしでパニック起こしてて、何もできず泣き狂ってるだけだったと思う。
傍からみたら、みつぞはかなり冷静にやっていた様に見えたらしいけど、彼もかなりいっぱいいっぱいだったらしい。
何も覚えてないみたいだし。
とにかく息をしてくれ!ってことだけ考えてたって言ってた。
ひよりも隣で泣きながら「せいくん!ひーちゃんだよ!戻ってきて!生き返って!!」と一生懸命叫んでいたらしい。
私よりも過酷な場面に遭遇してしまったひより。
その事もみつぞは悔やんでいた。
ひよりに、「パパがきちんと見てないからこんなことになるんだよ!」と叱られたらしい。
私に責められるよりもキツイ一言だったと思う。
それでもういいんじゃないか?と。
これからは人何倍もやんちゃで何をするかわからない青をきちんと目を離さず見ていけばいいのだし。

ひよりに「でも、せいくんをきちんと生き返らせたパパはえらいよ。」とも褒められたらしい。
ひよりもかなり昨日だけで成長したんではないだろうか。
青が戻ってからひよりとわかばはいつも以上に青にあれこれ世話を焼き、お姉ちゃんぶりを発揮していた。

マンションの友達もみんなすごく心配してくれてメールもたくさんもらった。
メールでお返事したり、けーと君とこにはわかばを預かってもらいながら何も言わずにさっとわかばを連れて病院へ行ったらしいから謝っておいてほしいとみつぞに言われ、お礼も兼ねてお隣へ。
「ほんとにほんとによかったぁ。また、ベランダ越しに青くんがおはよー!って言ってくれるの待ってるね。」
と言われ、涙が出そうだった。
ひよりのお友達も青の過酷な所を目の当たりにしているし、精神的ショックを受けてないといいなぁと心配。
プールにいた、お友達のトコにも電話したりしてお詫びをした。
「そんなことはいいのよ。青くんが無事だっただけで、ほんとによかった。」と言ってくれた。
みんなに迷惑かけまくった1日だった。

朝、おねえちゃんずとちょっと遊び、今病院へ検査に行ってる。
昨日とは変わって、穏やかな1日。
murmur > ・青